自然農という生きかた
川口由一 + 辻 信一 著
2023年9月11日刊行
一本の稲に心が動く
そこに自然農のすべてがある
この一穂の稲に感動する心さえあれば希望はある
不耕起、無農薬、無肥料を基本とする「自然農」を試行錯誤のうえ確立し、全国から集まる人々にいのちの道、自然の道、我が道を広く伝えてきた川口由一さん(2023年6月、逝去)の言葉を、ナマケモノ教授こと辻信一さんがじっくり伺った対話集。大月書店より2011年に刊行され、長い間絶版となっていた『自然農という生き方~いのちの道を、たんたんと』の増補改訂版としての出版です。テクニックを超えた、生きかたとしての自然農は、すべての人への希望のメッセージです。ぜひ今こそ、川口さんの言葉に耳を傾けて、自身の生き方を問い直すヒントにしてみませんか。
>>辻 信一さんのブログ「『自然農という生きかた』まもなく刊行」
2023年9月11日発行
四六判変形 240ページ
1980円(本体1800円+税10%)
装丁・イラスト:大岩さや(foonie)
「グローバルからローカルへ」の大転換への一歩を踏み出す智恵を、辻信一さんと一緒に学んでみませんか?DVD「アジアの叡智シリーズ」の自主上映は誰でも企画することができます。小さな上映会をつないでいくスローシネマカフェ運動に参加してください。
>>詳細はこちら。
『住宅建築』No.496(2022年12月号)
[特別記事]建築家・大岩剛一とわらの家
2019年に亡くなった建築家の大岩剛一さん。アメリカ発祥の藁を使ったストローベイル構法で、土に還る住まいづくりを実践してきた。家づくりは、ワークショップで集まった人たちと共に藁を積み土を塗るという共同作業で進められる。
大岩さんは生前こんな言葉を残している。「現代の暮らしが求めてやまない物質的豊かさに対し、滅び、再生し、循環していくものの「強さと豊かさ」を藁が教えている」(『住宅建築』2004年11月号)。大岩さんの最後の作品となった自邸「蓬莱の藁舎」の取り組みから、これからの家づくりを考える。(写真=齋部功)
【メディア掲載】
『近江学』14号にて、『大岩剛一選集 ロスト&ファウンド 懐かしい未来の風景と建築』をご紹介いただきました。(2022.11)
西垣林業の機関紙『神籬(ひもろぎ)』66号にて、大岩剛一氏の建築家としての地域生態系とのかかわりについて辻信一が寄稿しました。(2022.10)
建築家、環境運動家として数々の仕事を残してきた、大岩剛一氏(2019年逝去)の生前の文章を精選の上、貴重な写真、イラストとともに選集として刊行。高度成長期の都市部で私達が手放してしまった風景と、2000年以降のエコロジーへの関心の高まりのなかで、日本の伝統建築技術とあわせたストローベイル工法など、剛一氏が情熱を注いだ「懐かしい未来」への思想と実践が綴られた一冊。
後半ではコミュニティデザイナー・山崎亮氏と編者で剛一氏の弟でもある辻信一との対談も収録。これからの建築とコミュニティ、暮らしのあり方を考えたいすべての人に!
2022年3月4日発行 ゆっくり堂
ISBN 978-4-9905455-8-1 C0052
定価3300円(本体3000円+税10%)
レイジーマン物語
ータイの森で出会った"なまけ者" with 辻信一
レイジーマン(なまけ者)から学ぶ自然を尊ぶこころ、自然とともに生きる知恵。少数民族を襲う戦争、麻薬、貧困、自然破壊…。絶望から希望へと歩んだカリスマ的指導者ジョニとそれに続く若者の物語。その知恵と愛が危機の時代に生きる人類の未来を照らす。
DVD71分(日本語字幕付)+72ページブック
2021年6月22日発行 ゆっくり堂
ISBN 978-4-9905455-9-8 C0010
定価3300円(本体3000円+税10%)
出演:ジョニ・オドチャオ、“スウェ”シワコーン・オドチャオ
ムポ・ジャンヤラック・オドチャオ 他
撮影:本田茂
イラスト:大岩さや
ディレクター・プロデューサー:辻 信一
応援メッセージをいただきました!
「木」は利他の存在そのもの。カレン族の魂はそう直感しているようにみえます。それは、しめ縄を巻いたご神木を持つボクらにも大切なことを思い出させてくれるのです。
オオタヴィン(映画監督)
なまけもの=自然の力を受け取る生き方。これ今の社会に一番必要な力なんじゃないかな? そんな気づきを与えてくれます。
谷崎テトラ(放送作家)
あらゆるエレメンツ、あらゆる生命のつながりの中で調和して生きるレイジーマンの哲学!。
NOMA(モデル)
遠い国の、森のなかで生活する、特殊な人たちが発したものだと片付けずに、そこからどんな示唆を見つけ出すのか。そのことが試されている気がする。
山崎 亮(コミュニティデザイナー)
カレン族の生き方は「その時が来るまで待つ」ことが人間の生そのものまでを豊かにしてくれると改めて気づかせてくれた。こんな時代だからこそ、「ナマケモノ」という言葉が持つ本当の意義を多くの人と分かち合いたい。
辻井隆行(社会活動家)