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「君の根は。大地再生にいどむ人びと」

​推薦メッセージ

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玉城聡(農家と手づくり醤油「農と蔵たなどぅい」)

小さなフンコロガシから大海原の昆布まで、生命が織りなすドラマチックでダイナミックな営みのなかに、ヒトの根源的な存在意義の秘密が隠されています。自然は私たちが本来の役割へと回帰することを待っているのだ。

また、これまで進歩や発展と称して絶ってきた大地と海、祖先や次世代との絆、家族の団欒の姿に、「私たちの根」の在り処を意識させるエッセンスが詰まっています。

危機の中にあってこそ、希望を持って歩むことが大切だと再認識させてくれる映画です。

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白取克之(岩木山麓しらとり農場)

この映画の指し示す方向に、有機農家の一人として大変勇気づけられました。多くの人が、そこにひとつの明るいイメージを持たれることと思います。

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アーサー・ビナード(詩人、アクティビスト)

ぼくの生まれ育ったアメリカで、ケニアで、メキシコで、面白い農業、面白い生活に切り替えてる人たちが出てきます。海で工夫してる人たちも出てきます。彼らに共通する工夫は、人間が中心になってるんじゃなくて、人間がこの無限の生き物たちの万物の営みの中でどこでどういう面白い役割が出せるかってこと。そういうことを見事にまとめた映画です。

ぼくもこれを足場にやりたいことがいっぱい見えてきました!

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山本伸(パルシステム生協連合会顧問)

この映画の凄さと素晴らしさは、世界の危機である気候変動、農業漁業の崩壊、貧困と格差の増大といった問題の解決を提示していることだ。今の経済、政治の仕組みから読み解くのではない。もっと大きな自然と大地の働きから、その根本から考えて変えていく。大地再生農業という。カバークロップ植物それ自身の力で大地も海も蘇る。特に畜産の在り方こそが大地再生に役立つ。

危機にある時代の転換を自然との共生によって創造する人たちの姿に、未来への希望が見えてくる。

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鎌田安里紗(エシカルファッションプランナー)

食べること、装うこと、生活のあらゆる行いのルーツには大地がある。自然は「恵み」も「災い」も私たちにもたらすけれど、生態系のなかで、私たち人間はどんな風に大地と関わっていくことができるのか。

そのことを考えるヒントと、手足を動かして実践していきたくなるエネルギーを受け取りました!

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山田正彦(弁護士、元農林水産大臣)

地球は毎年大規模な山火事、大洪水、超大型台風と、気候変動による影響を受けています。この映画は、大地の持つ吸収力についてや、無農薬・無化学肥料の農業、放牧、昆布等海藻の養殖とに取り組む様を具体的な映像で観ることができる作品です。以前私もモンタナで「カバークロップ」を観てきましたが、世界がすごい勢いで取り組んでいることが実感できます。
日本でも私が子供のころまで農薬も化学肥料もなく、水田でウンカ(害虫)が発生したら一升瓶に菜種油を入れて、それを田んぼにまき竹ぼうきで虫を払って落としたものです。

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古村伸宏(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会理事長) 

弱い生き物のはずの人間。弱いからこそ助け合い、自然をリスペクトしてきたはずの私たち。いつしか生きるための術を手放し、他者に「生きる」を委ね、大切な生きる力をお金で賄ってしまってる。世の中を工業的な効率一辺倒に塗り替え、それを便利だ豊かだと錯覚してきた。

人間の生き様は他の命との関係の中にこそある。足元の大地に命を取り戻す。命が生きる自然の中にこそ未来がある。人間はこの地球の、他の生き物の雇用主ではない。足元から、「ともに生きる」を感じ、「ともに生きる」を取り戻したい、と鼓舞された。命を感じる感性を取り戻し、生きている実感を取り戻す仕事をしよう!

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枝廣淳子(未来創造部代表、幸せ経済社会研究所所長) 

農業や畜産は温暖化問題の元凶の1つと考えられてきました。でもそれが土中に炭素を戻す役割を果たせるようにすれば、温暖化問題の解決策になる!解決策は私たちの足元にあるんですね。目からウロコです!

そして、私たちも熱海で試行錯誤しているブルーカーボンの可能性と魅力も。ぜひ見てください。

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印鑰智哉(OKシードプロジェクト事務局長) 

気候危機による被害が急速に拡大する中、土壌だけでなく、海までも生命絶滅の危機から救う大地再生農業の全体像をつかめる貴重な映画。土が生き返り、地域を守る水が生命を包み込む、そのイメージを見事に表現。

資本主義的な先進国目線が気に掛かるが、この実践はそれに留まらない新たな世界を作るだろう。日本でもぜひ!

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NOMA(モデル/エコロジスト) 

リジェネラティヴな農業を通して取り戻す多種多様な生命のつながり。それによって導かれる生命とエレメンツの調和が、いかに人間社会を精神的・肉体的・経済的に健やかにしてくれるか目の当たりにする映像。ほんとうに心が踊り続けました。「農」が失われていた「つながり」を再生させる大きな役割であり、気候危機対策の大きな希望である事を痛感した作品。

「私たち地球」の健やかさの為にも、子どもからおばあちゃんまで色んな仲間たちと何度も観たいです。

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加藤登紀子(歌手) 

未来を探している人、必見です。大地再生にこそ、今突き当たっている地球の温暖化、気候変動への解決策があると。そのためには農業を変えなくてはならない!強烈なメッセージです。

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オオタヴィン(ドキュメンタリー監督) 

これは「新しい」グリーンビジネスの映画ではない。「最も古く最も新しい」大地の映画だ。そして、これは「農業」の映画ではない。あなたの「健康」についての映画なんです。だって、自然を破壊して、人間だけが健康に生きるなんて絶対無理じゃん。さあ、パンデミックの後は、「希望」を観よう。

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中村隆市(ウインドファーム代表) 

この40年、有機農業や森林農業(アグロフォレストリー)の普及に取り組んできたが、気候変動や生物種の絶滅が加速する中でこの映画を観て、あらためて「大地」を「土」を再生することの重要性を再認識できた。そして、大地再生農業を日本に広めるために「私に何ができるだろうか」と考え始めている。

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Yae(半農半歌手) 

映像からなんとも土のいい香りが漂ってきます。小さい農園ですが私も農業を始めて17年。土からのそしてそこに暮らす虫たちや木々や草花たちの声がなんとなくわかるようになってきました。すべてはバランス。お互いを否定したり排除することではなく、認め合いながら結果みんなにとって幸せな環境を作っていくことがとても大切です。

気候危機や戦争の中であっても未来は絶望ではなく希望に満ちています。そんな勇気をもらえる映画です。

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ドリアン助川(作家) 

私たちは大地の上に立っている。当たり前のようであるが、そのことの奇跡を心から理解しているだろうか。大地が疲れれば、海も枯れる。私たちの微笑みも消える。大地がよみがえれば、私たちは百年後も千年後も本当の豊かさを問う生き方ができる。

なんという映画だろう。大地の可能性とともに、あるべき人間の未来を提示してくれている。

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堤 未果(国際ジャーナリスト) 

この映画を見ると、よくわかる。何故、タネを、水を、遺伝子を、独占させてはいけないか。牛も、虫も、鳥も、魚も、草も微生物も人間も、めぐりめぐる同じ輪の中の、兄弟なのだ。

大地に降りかかることは、子供たちに降りかかること。大いなるものとの調和を取り戻した人々の、穏やかな笑顔がくれる希望のメッセージを、一人でも多くの人に受け取って欲しい。

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