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「カフェゆっくり堂」閉店のお知らせ
 

オーガニック・カフェゆっくり堂をご愛顧くださる皆さんに、今日は大変残念なことをお伝えしなければなりません。善了寺境内で営業させていただいてきたカフェゆっくり堂を、5月末をもって閉店することになりました。

 

新型コロナウィルス感染拡大の多大な影響の下、カフェを共に支えてきたパートナーである善了寺やデイサービスとも相談を重ねた結果、ゆっくり堂の閉店という結論に至りました。

 

そもそも、カフェとして使わせていただいた善了寺聞思堂は、2011年の東日本大震災の直後、「エコロジーと文化の再生」というヴィジョンの下に建てられたものです。2017年6月、世界に誇るべきその自然建築の中で、自然環境問題の改善、人々の心身の健康の増進、そして地域の経済の活性化へ向けた世界的なムーブメントの一翼を担えるような、小さくてもキラリと光るコミュニティ・カフェを目指して出発した私たちにとって、今回の「閉店」は苦渋の選択に違いありません。

 

しかし、この3年間に、数え切れないほどの多くの方々に足を運んでいただき、カフェが類い稀な出会いと交流と表現の場となことは確かです。その成果は決して無駄にはならないし、また、レガシーとなって必ずや違う形で受け継がれていくと、私たちは確信しています。

 

今回の感染症とそれが引き起こした危機は、改めて、これまでの文明社会のあり方と我々一人ひとりの価値観や生き方の、根本的な見直しを促しているように思えます。私たちもこれまでのカフェゆっくり堂での経験を活かして、そこで出会ったみなさまとのつながりを大切にしながら、コロナの先を見据えて、よりよい社会の実現のために貢献できるよう、活動を続けていく所存です。

 

これまでこの事業に参画してくれた仲間たち、スタッフ、応援してくださったサポーター、生産者、地元商店会、そして善了寺とデイサービスのみなさん、本当にありがとうございました。お客様としてご縁をいただいたすべての方々にもお礼を申し上げます。

 

善了寺聞思堂におけるカフェ事業は一区切りとなりましたが、(有)ゆっくり堂は、引き続き、ナマケモノ倶楽部や善了寺、NPOカフェ・デラ・テラと協力して環境=文化運動に取り組んでいきたいと思っています。そうした試みの一つとして、カフェゆっくり堂をオンラインの場に移して、ささやかながら活動を継続することにしました。

 

早速ですが、5月22日夜、「ON-LINEカフェ&バーゆっくり堂」の開店イベントを企画しました。カフェゆっくり堂にも縁が深く、最近は活発にオンラインでのアーティスト活動を展開している堀田義樹さんや、ナマケモノ倶楽部の創設メンバーでもあるシンガーソングライター、アンニャ・ライト、その娘でサーファーやモデルとして活躍するパチャ・ライトにもゲストとして登場していただきます。そして、カフェを一緒にプロデュースしてくれた河村亜紀さんの参加も!そのゲストとのやりとりは“店主係”の辻信一が務めます。急なお誘いですが、ご都合つくようでしたらご参加ください(要事前予約)。

 

ではまたお会いできるのを楽しみに。

みなさんの健やかで、心安らかな日々をお祈りしつつ・・・

 

2020年5月20日

(有)ゆっくり堂代表  中村隆市  

カフェゆっくり堂店主・ナマケモノ倶楽部代表 辻信一

カフェゆっくり堂店長・ナマケモノ倶楽部事務局   馬場直子

★ゆっくり堂ロゴ.jpg
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